和室の床を変更(畳を板張へ)

今回は、和室の畳を板張に変更したいという要望でした。畳をあげて、下地も古かったので取り替えて施工する事になりました。畳から板の間に変更際に、空いた隙間を利用して床暖房も追加してみました。

施工前に

予め寸法と墨出しをしておきます。墨出しについては、最後の割付位置が細くならないように一枚の張り出し位置を調整して墨出ししておきます。また周囲の柱などの首切りをする場所にも墨入れしておきましょう。

スペーサーを使用して張り出し

無垢材の種類にもよりますが、檜や杉などの湿気を良く吸収する木材の場合は、スペーサーを利用して施工していきます。また床暖房などの設置する際は、故障の原因となるので釘またはネイラーなどの打ち付ける位置などのにも注意して施工していきましょう。

無垢材の接着時のポイント

床暖房などの設置している場合には、床暖房を使用しても大丈夫な接着剤を使用しましょう。
一般的な木工用接着剤の場合は、40度以上で溶解しますので施工時に注意が必要です。

板張りの仕上げ

板張りのポイントについては、施工前の墨出しと割付がポイントになります。
また施工中には、柱の首切りを行い、施工後に突き上げなどが起きないよう、垂直方向は、0.3mm程度で張り出し方向の隅は5mm以上の余裕をみて施工する事をお勧めします。無垢材に保護材などの塗布する場合は、施工前に塗布されたほうが仕上がりはより綺麗に仕上がります。

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